カナダGP結果

ポールのハミルトンをスタート直後に抜かそうとしたアロンソ、しかし直後にコースアウト。これ以降、どっちがルーキーでどっちがチャンピオンかわからなくなるレースを送ることになる。
しかし、レースは予想以上に荒れ、セーフティーカーが4回も入る…

  1. 中盤に差し掛かる頃、スーティルのマシンが壁に接触しクラッシュ。1回目。
  2. 1回目のセーフティーカーが出た直後、クビサのマシンがオーバーテイクに失敗しコースアウト。リタイアして止めてあったトロ・ロッソの(スピードの)マシンに乗り上げクラッシュ。きりもみ回転でパーツを撒き散らしながらコースを横切った。2回目。なおクビサは命に別状なしということ。
  3. このどさくさにまぎれて上位に上がっていたリウッツィのマシンがかの有名な最終コーナーの壁に接触、リタイア。3回目。
  4. 終盤を迎えようというところでアルバースのマシンのフロントウイングがもげ、回収が間に合わず、4回目。このパーツを巻き込んだためか、トゥルーリもクラッシュ。

これだけ荒れたら一般人から見たら動揺してしまうところ。またセーフティーカーが入るため間隔がつまり、逆転される可能性もある。しかしそれでもハミルトンは落ち着いてレースを進め、セーフティーカーが入るたびにロケットスタートを決め、結果そのまま逃げ切って参戦6戦目で初優勝を挙げた。2位ハイドフェルド、3位に唯一の1ストップ作戦が功を奏したブルツが久々の表彰台。GP2時代の好敵手コバライネンは一歩及ばず4位。
で、チャンピオンであるアロンソは焦りからかオーバーテイクの失敗が度重なり、自分のペースを乱してしまう。ついには#22の琢磨にまで抜かれ、7位。スーパーアグリはグランプリ序盤だけを見ると完全にホンダワークスを食ってしまった*1ようだ。なお、5位ライコネン、8位ラルフ。フィジケラとマッサは失格。
それにしてもハミルトン、若さを見せてないどころかレーサーとして完成された雰囲気すら感じられるような。末恐ろしいレーサーが出てきたものである…

*1:バリチェロ12位完走(完走者の中では最下位)、バトンに至ってはスタートすらできず…