ザクレロは素晴らしい - 昨日の風はどんなのだっけ?
富野監督自身がデザイン?どういうことかとWikipediaに行ってみたところ、以下の経緯が*1。
ザクレロ - Wikipedia
ザクレロは、監督の富野由悠季がスポンサーと喧嘩して、「モデル化するならやってみろ」と、このようなデザインになったという説がある。(中略)なお、登場回の脚本を手がけた松崎健一は、無理矢理この機体の活躍シーンを富野に書き加えられた怒りから、のちに「どうしようもないオモチャ」と酷評している。(後略)
そもそもファーストガンダム自体年末・お年玉商戦での駆け込み需要を見越した1月打ち切りだったので、監督も自暴自棄になっていたのではないか、とも思われるが。
ただ、僕のような80年代前半生まれにとっては、ザクレロはSDガンダムで知った世代であり、
(前略)劇場版では登場シーンが全てカットされており、悲劇の存在としてファンの間では格好のネタ扱いをされる場合が多い。一時期には、本機を『SDガンダム』のオリジナルメカだと思っていた、との投書がアニメ誌で散見されたほどだった。
横井画伯が見出さなくとも、あの風貌が必ずや誰かの目に留まったであろうことは想像に難くない。
- 作者: 横井孝二,矢立肇,富野由悠季
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本編での活躍以上にSDガンダムシリーズでは恰好のネタキャラクターとして重宝されており、関連コミック等でオチとして登場する機会も多い。『SD戦国伝』シリーズの「千成将軍(引用者注:実際は千生将軍の誤記)」「うっかりざくれろ」、『SDガンダム外伝 ジークジオン編』の「ザクレロキャット」等、一目でそれとわかる特徴的なビジュアルを生かしたバリエーションキャラクターも多数生み出された。
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SDガンダム外伝 騎士ガンダム物語 ラクロアの勇者編 (プラチナコミックス)
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- モンスター ザクレロキャット:珍獣として乱獲された生き残りが「ジークジオン」を名乗る存在に取り込まれ、第1部のラスボスとして立ちはだかる。ラスボス形態のときには原典に近いような顔をしていた。スペリオルドラゴンによって倒された後正体が現れ(第1部の最後のカードだった)、サタンガンダムをサンタガンダムと勘違いしていた少年・ジムヘンソンJr.のもとにクリスマスプレゼントとして届けられ、後に彼を旅立たせるきっかけを作る。
ゆえに、かつてバンダイの子会社・エンジェルが出したTV版準拠のアクションゲーム「機動戦士SDガンダム」に出たときは若干面食らったと同時に、原作にも出てたんだということを再確認した次第である。
なお、SDガンダムフルカラー劇場においては、ザクレロは妙に詩人なキャラで、オチ担当を断っている。もっとも、なんでも爆破するガンタンクがオチ担当として君臨したこの作品においては無理もないことだったのかも知れん…*2
SDガンダムフルカラー劇場 (5) コミックボンボンデラックス
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