Joi耐見に行きました

Joi耐を見にツインリンクもてぎに。
この耐久レースはどういうレースかというと、EK・EGシビックを中心に、古くはグループAのスカイラインRSやハチロクレビンから新しくは日本未発売のディーゼルアコードまで、高級車のベンツやポルシェから大衆車のヴィッツやシティまで…となかなかクルマ好きにはたまらないレースである。4時間と7時間の2種目があり、僕が見たのは7時間耐久。特色として、給油はパドック内にあるガソリンスタンドで行わなければならないことが挙げられる。

レース

ポールは#126のランエボ7、2番グリッドには昨日大クラッシュを喫し、応急処置が施された#17のインプレッサが並ぶ。
2周のウォーミングアップを終えてペースカーが入り、いよいよスタート。

開始からしばらくして、ちらほらと給油を行うためガソリンスタンドに向うクルマも現れ始めた。燃費を稼ぐためみんな押してGSに向かい、給油を済ませたあとまた押して停止線に、簡単な手続きを済ませたあとでピットロードに向かい戦線復帰という手順。ただひたすらラップタイムにこだわるチームと、ただひたすら燃費走行に徹するチームに二極化される。当然ながらピーク時には給油所に長蛇の列が。

しかしながら、ピットレーンに到着できず、グラベル上で止まってしまうクルマも現われる。こういったクルマはレッカー車に挽かれてパドックに戻り、応急処置を施してレースに復帰も可能(ただし途中で止まった周は周回数に数えられないようだ)幸いなことにただのガス欠で済んだチームが多かったが、何台かは復帰にかなり大掛かりな修理を要し、エンジンを交換せざるを得なかったチームまである。こういうレーシングアクシデントも耐久レースの本質でもあるわけで…

レースは2度セーフティーカーが入る荒れた展開に。残り1時間の時点でトップは高橋国光氏もドライバーを務めた#69のアコードディーゼル。2位に#73のアキュラ・インテグラタイプR、3位に#24のハチロクレビンといった構成。しかし、インテはコースアウトしてからマシンの調子が芳しくなく*1、少しずつ後退。代わってハチロクレビンが2位となる。この時点でアコードとの差は1周半〜2周、しかもアコードは前回の給油からかなり周回数を重ねている。残り30分を切って給油所も閉鎖され、もはや第1回からのシビックの連覇記録がストップすることは明白、それを実現するのはアコードかハチロク*2といったトップ争いに。
結果、アコードがわずかにしのぎきって総合優勝を果たした。
…が、僕にとってそんなことはどうでもよかった。僕にとってはサーキットで初めて味わった多数の車両が参加する公式レースをはじめて見た、その充足感を味わえたことがよかった。
その夜、副作用として頭の中にエキゾーストノートが寝るまで鳴り響いていたことも付け加えておく。(笑)

※ちゃんとしたレースレポートはこちらに。

追記

もはや時代はディーゼルなのか?ル・マン24時間でも前年優勝のアウディディーゼル車がプジョーディーゼル車の挑戦を退けたそうな。
僕はこの件に関してはあまり知らず、いつの間にか終わっていた印象。ANNとはいわず、どこか地上波で放送してもらえなかっただろうか…

*1:後に燃料タンクのトラブルを抱えていたことが判明

*2:レビンはこの車両とは別にAE111も活躍してました