2004年夏の猛暑の理由は?

エルニーニョもどき猛暑の原因(共同通信)
 この夏の40度を超す記録的な猛暑や新潟、福井などの集中豪雨を起こした原因は「エルニーニョもどき」と呼ばれる太平洋中央部の水温上昇とみられることが、山形俊男東大教授(気候力学)の研究で23日までに分かった。(以下略)[共同通信社:07月23日 08時36分]

今年の夏はどうしてこんなに暑いの?(山形俊男教授のサイトでの解説ページ)
http://www-aos.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~yamagata/summer2004.html
この解説によると、

  • 今年はいつもよりも強い上昇気流がフィリピン周辺にあり、そのため日本付近の下降気流も強い状況になっている。下降気流のところは大気の下層が高気圧性となり、雲ができにくいために太陽放射を受けて地表はますます高温になる。
  • 今年の初夏に日本を襲う台風が多かったのもこれと関係が深い。
  • ヨーロッパも猛暑
  • 1994年の日本の酷暑も同じような原因である
  • 8月の中頃には日本の南方海上で台風が発生しやすくなる可能性がある。
  • http://www.jamstec.go.jp/frsgc/research/d1/iod/